民泊ゲストのよくある質問を整理する
案内を渡していても、チェックイン時刻やWi-Fiのことを繰り返し聞かれる。返信を自動化する前に考えたいのは、どの質問なら案内を読めば答えが決まり、どの質問は宿の判断が要るかという線引きだ。
質問を「決まった案内」「その場で判断すること」「急ぎの連絡」の3つに分けると、案内に書く内容と、人が対応する内容が見えやすくなる。
まず、よく聞かれる項目を洗い出す
過去の予約メッセージや客室の案内を見返し、同じ質問を拾う。質問文を一字一句そろえる必要はない。たとえば「何時に入れる?」「早く着いてもいい?」は、どちらも到着の案内に関わる。
- 到着・出発:チェックインとチェックアウトの時刻、鍵の受け取り方、遅着時の連絡方法
- 室内設備:Wi-Fi、空調、給湯、家電の使い方
- 宿のルール:駐車場、ゴミ、騒音、喫煙できる場所
- 周辺と移動:最寄りの交通手段、施設までの道順
- 困ったとき:設備が動かない場合、忘れ物、緊急時の連絡先
質問が多い順に並べると、ゲスト用の案内ページで上に置く項目も決めやすい。ただし、件数だけで重要度を決めない。火災やけがに関わる連絡先は、質問が少なくても見つけられる場所に置く。
決まった案内は、条件まで書く
「チェックインは15時から」のように毎回同じ答えになることは、案内に向いている。ただし「何時から」だけでは、最終受付時刻や遅れる場合の連絡方法が抜けることがある。
たとえば、宿で実際に決めたルールが「15〜21時に到着。21時を過ぎる場合は前日までに予約メッセージで連絡」なら、そこまでを一緒に書く。この時刻は例なので、自分の宿の規則に置き換える。
Wi-Fiもネットワーク名だけでは足りない。どこで確認できるか、つながらないときは何を試すかを添える。アクセスコードや鍵の暗証番号のような情報は、公開範囲を確かめてから扱う。
当日の判断が必要なことは、約束に変えない
「チェックアウトを延ばせる?」「荷物を先に置ける?」は、当日の予約や清掃によって答えが変わる場合がある。案内には「必ず可能」と書かず、相談する方法と、いつまでに連絡してほしいかを示す。
AIに回答させる場合も、宿が決めていない料金や例外を作らせない。質問を担当者へ回す条件と、担当者が返せない時間帯の案内を先に決めておく。
急ぎの連絡は、通常の質問から分ける
火事、けが、設備の重大な故障などは、通常の案内を探してもらうだけでは足りない。ゲストが使う連絡先と施設の所在地を、見つけやすい場所にまとめる。緊急時には現地の緊急通報先へ連絡することも明示する。
連絡先を載せる前に、夜間に誰が受けるのか、つながらない場合はどうするのかを宿側で確かめる。自動応答だけで緊急対応が完結するようには書かない。
案内の下書きで確認する5項目
一つの質問について、次の5項目を埋める。決まっていない欄は空欄のままにして、確認してから公開する。
- ゲストの質問:どんな言い方で聞かれるか。
- 決まった答え:時刻、場所、手順など、宿が確認した事実。
- 条件・例外:日によって変わること、個別に判断すること。
- 確認先:担当者への連絡方法と対応できる時間。
- 更新する人:情報が変わったときに案内を直す担当。
最初から全質問をそろえる必要はない。よく聞かれる数項目で下書きを作り、ゲストのつもりでスマートフォンから探してみる。答えが見つからない質問は、見出しや案内の場所を直す手がかりになる。
20項目の日英案内見本
案内の並べ方を確認したい場合は、架空の宿の日英ハウスガイド見本(PDF・4ページ)を参考にできる。到着と出発、室内の使い方、滞在中のルール、困ったときの連絡を各5項目に分け、日本語と英語を並べた。
このPDFは架空の施設を想定して自主制作したもので、実在する宿の案内や、YADOBANが自動生成した出力ではない。時刻・設備・ルール・緊急時の連絡方法は例示なので、実際に使う前に施設の確定情報に置き換えて確認する。
YADOBANでは、宿の写真や資料から案内の下書きを作り、AIの答え方を公開前に確認できる。案内の作成・編集・回答確認は無料で、ゲスト用URLとQRコードの公開は1施設あたり月額4,980円(税込)。架空の宿で質問を試すこともできる。
自分の宿の案内を作るなら、無料で始める。公開前に案内とAIの答え方を確かめられる。AIの回答が常に正しいとは限らないため、公開前の確認と運用中の見直しは宿側で行う。